4(si4)は、つい「しー」と読んでしまいそうなんだけど、感覚的にはほとんど「すー」。同じように10(shi2)は、いままで「しー」と言いがちなんだけど、今朝朝ごはんを買った時の金額が10元で、「すー」と聞こえるのから、そういえばこっちも「すー」だな、と気づいた。
「奋斗(fen4dou4)」という言葉を見かけた。fight、奮闘の意味。このまえ調べてた「备(bei4)」とごっちゃになってた(こっちは、備える、の意味)
こっちの料理のメニューで、「卤(lu3)」という字をよく見かける。例えば「卤蛋」を頼むと出てくるのは煮玉子なので、そういうものをさす漢字なんだろうと思っていたんだけど、Google翻訳でこの字を入れると「ハロゲン」と出る。ぜんぜん関連がわからない。
辞書で調べてみると、料理に関する用語としては「にがり(盐卤)」の略で、それに関連して、あんかけのあん、のように、煮込んだり、どろっとしたもの、をさす言葉のようだ。さっきの卤蛋も、なんとなくそれで理解できる。と思ったら、「卤水」という調味料があって、広東料理(粤菜、特に潮州菜)でよく使われる調味料のようだ。で、魯肉飯(るーろーはん)は、卤の字が日本の漢字にないので同じ発音の魯の字をあてた、ということのようだ(つまり同じもの)。
ただ、やっぱり「ハロゲン」との関係がわからないんだけど、「にがり」を調べてみると、海水からとれる成分から塩(塩化ナトリウム(NaCl))を除いた成分で、主に塩化マグネシウム(MgCl2)、塩化カリウム(KCl)が成分とのこと。つまり広い意味で「塩(酸とアルカリからの中和生成物。食品的にはほぼ塩化物と考えていいか)」を指すのが「卤」のようで、逆に「ハロゲン」を翻訳すると「卤素」となる。
ちなみに漢字表記の元素記号では、F=氟、、Cl=氯、Br=溴、I=碘、At=砹。漢字表記の元素記号はけっこうわかりやすくて面白くて、常温で気体は気がまえ、液体はさんずい、固体は石へん、ただし金属は金へん、で揃っている。なお元素番号113のNhはWikipediaにはまだ漢字がのってないけど、読みの「ニ」から「鉨」のようだ。
そういえばWeChatアプリで地下鉄に乗ると領収書が出るんだけど、零钱(ling2qian2)ってんだっけ?と調べたら、ゼロ円のことじゃなくて、小銭、のこと。はした金、という意味もあるようだ。
あとショッピングモールとかでよく見かける「写字楼(xi3zi4lou2)」ってなんだろう、と思ったら、オフィスビルのことなのね。
高須さんがiMakerbaseの社長の丁(ding1)さんを呼ぶときに「でぃんぞん」と言っていて、どういう意味かと聞いたら「丁总(zong3)」のことだった。中国語で社長のことを「总经理(zong3ji1li3)」というんだけど、ビジネスパーソンに対する敬称として、社長じゃなくても、「总经理」を略して「总」をつけて呼ぶことは多いんだそうだ。「よっ、社長!」みたいな意味はない。まあ大学教員をぜんぶ「Professor」と呼ぶのに似ている。
- 马上(ma3shang2)=すぐに。(馬に乗っているから、今すぐにでも行く、の意味から)