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03_first_app.md

File metadata and controls

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🏗 最初のアプリを作ってみよう

このセクションでは、Xcode を使って簡単な iOS アプリを作成します。
SwiftUI を使い、画面にテキストを表示するシンプルなアプリを作ります。


🎯 目標

  • Xcode の基本的な使い方を学ぶ
  • SwiftUI を使って画面にテキストを表示する
  • コードを変更してアプリをカスタマイズする

📂 プロジェクトを開こう

前のセクションで作成した Xcode プロジェクトを開きます。
プロジェクト名は SampleApp にしているはずです。

  1. Finder で SapmleApp のフォルダを開く
  2. SampleApp.xcodeproj をダブルクリックして Xcode を起動

Xcode が開いたら、画面左側の「Navigator」から ContentView.swift を選択します。
このファイルがアプリのメイン画面を定義する SwiftUI のコードです。


📜 初期コードを確認しよう

ContentView.swift の中身を見てみましょう。

import SwiftUI

struct ContentView: View {
    var body: some View {
        VStack {
            Image(systemName: "globe")
                .imageScale(.large)
                .foregroundStyle(.tint)
            Text("Hello, world!")
        }
        .padding()
    }
}

#Preview {
    ContentView()
}

このコードは、画面に「Hello, world!」というテキストを表示するものです。
コードの意味を簡単に説明します。

  • import SwiftUI
    SwiftUI のフレームワークを使うための宣言

  • struct ContentView: View
    SwiftUI の画面(View)を定義する

  • var body: some View
    画面のレイアウトを指定する

  • VStack
    {}内を縦に並べて表示する

  • Text("Hello, world!")
    画面に「Hello, world!」という文字を表示する

  • #Preview { ContentView() }
    Xcode のプレビュー機能で画面を確認するための設定


🖥 プレビューを使ってみよう

Xcode には、SwiftUI の画面をすぐに確認できる「プレビュー」機能があります。
プレビューを使うと、アプリを実行しなくてもコードの変更をすぐに確認できます。

1. プレビューを開く

  1. ContentView.swift を開く
  2. 右側のCanvasエリア下部にある「▶︎(再生ボタン)」をクリック(または Command + Option + P を押す)
  3. 画面に「Hello, world!」が表示される

2. プレビューが表示されない場合

プレビューがうまく表示されない場合は、以下を試してみてください。

  • Xcode を再起動する
  • ContentView.swift を開いた状態で Command + Option + P を押す
  • 「Try Again」ボタンをクリックする

✏️ コードを変更してみよう

画面に表示されるテキストを変更してみます。
Text("Hello, world!") の部分を Text("こんにちは") に書き換えてみましょう。

import SwiftUI

struct ContentView: View {
    var body: some View {
        VStack {
            Image(systemName: "globe")
                .imageScale(.large)
                .foregroundStyle(.tint)
            Text("こんにちは")
        }
        .padding()
    }
}

#Preview {
    ContentView()
}

変更後に Command + Option + P を押すと、プレビューに「こんにちは」と表示されます。


🎨 文字のデザインを変えてみよう

テキストのフォントサイズや色を変更できます。
以下のように .font().foregroundColor() を追加してみましょう。

import SwiftUI

struct ContentView: View {
    var body: some View {
        VStack {
            Image(systemName: "globe")
                .imageScale(.large)
                .foregroundStyle(.tint)
            Text("こんにちは")
                .font(.largeTitle)
                .foregroundColor(.blue)
        }
        .padding()
    }
}

#Preview {
    ContentView()
}
  • .font(.largeTitle) → 文字を大きくする
  • .foregroundColor(.blue) → 文字の色を青にする

プレビューを更新すると、デザインが変わったことがわかります。


✅ まとめ

  • SwiftUI を使って簡単なアプリを作成できる
  • Text() を使って画面に文字を表示できる
  • .font().foregroundColor() を使ってデザインを変更できる
  • Xcode のプレビュー機能を使うと、すぐに変更を確認できる

次のステップでは、SwiftUI の基本レイアウトを学びます。
画面に複数の要素を配置する方法を試してみましょう。

➡️ 次へ: SwiftUIの基本を学ぼう