diff --git a/04-prompt-engineering-fundamentals/translations/ja-jp/README.md b/04-prompt-engineering-fundamentals/translations/ja-jp/README.md index 1581423c1..bcc50737d 100644 --- a/04-prompt-engineering-fundamentals/translations/ja-jp/README.md +++ b/04-prompt-engineering-fundamentals/translations/ja-jp/README.md @@ -6,13 +6,13 @@ _生成 AI_ は、ユーザーからの依頼に対して、テキスト、画像、オーディオ、コード等の新しいコンテンツを生み出す能力を有しています。これを実現するために、OpenAI の GPT(Generative Pre-trained Transformer)シリーズのような、自然言語とコードの使用目的でトレーニングされた _大規模言語モデル(LLM)_ を利用します。 -利用者は、チャットのような馴染み深い手法で、特別な技術の知識や研修を受講しなくても、これらのモデルと対話できるようになりました。これらのモデルは、_プロンプト_ で操作し、ユーザーがテキストの入力(プロンプト)を送ると、AI からの回答(コンプリーション)が得られます。その後、利用者は何度も 「AI と対話」を重ね、複数回のやり取りを通じてプロンプトを洗練させ、期待する回答が得られるまで調整を行います。 +利用者は、チャットのような馴染み深い手法で、特別な技術の知識や研修を受講しなくても、これらのモデルと対話できるようになります。これらのモデルは、_プロンプト_ で操作し、ユーザーがテキストの入力(プロンプト)をモデルに送信すると、AI モデルからの回答(コンプリーション)が得られます。その後、利用者は何度も 「AI と対話」を重ね、複数回のやり取りを通じてプロンプトを洗練させ、期待する回答が得られるまで調整を行います。 -現在、「プロンプト」は生成 AI アプリケーションの主要なプログラミングインターフェースとなり、モデルに対して何を行うべきか指示し、返される回答の品質に影響を与えています。「プロンプト・エンジニアリング」は、大規模で一貫性のある高品質な回答を得るためのプロンプトの設計と最適化に焦点を当てた、急速に成長している研究分野です。 +現在、「プロンプト」は生成 AI アプリケーションの主要なプログラミング・インターフェースとなっており、モデルに対して何を行うべきか指示し、そして返される回答の品質にも影響を与えています。「プロンプト・エンジニアリング」は、大規模で一貫性のある高品質な回答を得るためのプロンプトの設計と最適化に焦点を当てた、急速に成長している研究分野です。 ## 学習目標 -このレッスンでは、プロンプト・エンジニアリングとは何か、そしてその重要性、また特定のモデルやアプリケーションの目的に応じた、効果的なプロンプトの作成方法について学習します。プロンプト・エンジニアリングの基本概念とベストプラクティスを理解し、実際にこれらのコンセプトを適用している例を、インタラクティブな Jupyter ノートブックの「サンドボックス」環境で動かし、その操作方法も学びます。 +このレッスンでは、プロンプト・エンジニアリングとは何か、そしてその重要性、また特定のモデルやアプリケーションの目的に応じた、効果的なプロンプトの作成方法について学習します。プロンプト・エンジニアリングの基本概念とベスト・プラクティスを理解し、これらを適用している例を、インタラクティブな Jupyter ノートブック「サンドボックス」環境上で動かし、その操作方法も学びます。 このレッスンの終了後、下記ができるようになります: @@ -21,30 +21,30 @@ _生成 AI_ は、ユーザーからの依頼に対して、テキスト、画 3. プロンプト・エンジニアリングのベストプラクティスと技術を習得する 4. OpenAI のエンドポイントにアクセスし、学んだテクニックを実際に試す -## サンドボックス (Sandbox) とは - プロンプト・エンジニアリングは現在、科学というよりは、むしろ芸術に近いものです。これに対する感覚を高めるには、_より多くの練習_ を積み重ね、アプリケーション専門知識で推奨される技術や、モデル固有の最適化を組み合わせた、試行錯誤の方法を取り入れることが重要です。 -このレッスンに付随するJupyterノートブックは、学んだ内容を実際に試すことができる _サンドボックス_ 環境を提供します。レッスン中、もしくは最終的なコードチャレンジで利用することができます。演習を行うためには、下記が必要です: +## サンドボックス (Sandbox) とは + +このレッスンに付随する Jupyter ノートブックは、学んだ内容を実際に試すことができる _サンドボックス_ 環境を提供します。レッスン中、もしくは最終的なコードチャレンジで利用できます。演習を行うためには、下記が必要です: 1. OpenAI API キー - デプロイした大規模言語モデル(LLM)のサービスエンドポイント 2. Python の実行環境 - ノートブックを実行する環境 -このリポジトリは Python 3 の実行環境を含む、_.devcontainer_ を提供しています。GitHub Codespaces、もしくは Docker Desktop をインストールしたご自身のローカル環境でリポジトリを開くことで、コンテナ環境が自動的に起動します。その後、ノートブックを開いて Python 3.x カーネルを選択することで、実行するためのノートブックを準備できます。 +このリポジトリは、_.devcontainer_ ディレクトリ配下の設定ファイルで Python 3 の実行環境を含むコンテナ・イメージを提供しています。GitHub Codespaces、もしくは Docker Desktop をインストールしたご自身のローカル環境でリポジトリを開くことで、コンテナ・イメージが自動的に起動します。その後、ノートブックを開いて Python 3.x カーネルを選択することで、実行するノートブックを準備できます。 -デフォルトで用意されているノートブックは、OpenAI の API キーを利用する設定になっています。フォルダのルート・ディレクトリにある`.env.copy`を`.env`にリネームし、`OPENAI_API_KEY=`の行に API キーを入力するだけで、準備が整います。 +デフォルトで用意されているノートブックは、OpenAI の API キーを利用する設定になっています。フォルダのルート・ディレクトリにある`.env.copy`を`.env`にリネームし、`OPENAI_API_KEY=`の行に API キーを入力するだけで、準備が完了します。 -このノートブックには基本的な演習が用意されていますが、より多くのサンプルやアイディアを試すために、ご自身で_Markdown_(説明文)や_Code_(プロンプトのリクエスト)のセクションを追加することができます。これにより、プロンプトデザインに対する感覚をより養うことができます。 +このノートブックには基本的な演習が用意されていますが、より多くのサンプルやアイディアを試すために、ご自身で _Markdown_(説明文)や _Code_(プロンプトのリクエスト)のセクションを追加することができます。これにより、プロンプト・デザインに対する感覚をより養うことができます。 ## スタートアップ -それでは、_このトピック_ がスタートアップのミッションである「[教育へ AI 革新をもたらす](https://educationblog.microsoft.com/2023/06/collaborating-to-bring-ai-innovation-to-education?WT.mc_id=academic-105485-yoterada)」とどのように結びついているのかについて見て行きましょう。私たちは _個別学習_ を実現する AI アプリケーションの開発を目指しています。そこで、私たちのアプリケーションを利用する様々な利用者がプロンプトをどのように「デザイン」するかを考えてみましょう。 +それでは、_このトピック_ がスタートアップのミッションである「[教育へ AI 革新をもたらす](https://educationblog.microsoft.com/2023/06/collaborating-to-bring-ai-innovation-to-education?WT.mc_id=academic-105485-yoterada)」とどのように結びついているのかについて見て行きましょう。私たちは _個別学習_ を実現する AI アプリケーションの開発を目指しています。そこで、私たちのアプリケーションを利用する様々な利用者がプロンプトをどのように「デザイン」するのかを考えてみましょう。 - **管理者**: AI に _カリキュラムのデータを分析し、カバーしてない領域を特定する_ よう要求する可能性があります。AI はその結果をまとめたり、コードを用いて可視化することができます。 -- **教員**: AI に _特定の生徒と授業科目に応じた授業計画を作成する_ 可能性があります。AI は指定されたフォーマットに従って個別に計画を作成できます。 +- **教員**: AI に _特定の生徒と授業科目に応じた授業計画の作成を依頼する_ 可能性があります。AI は指定されたフォーマットに従って個別に計画を作成できます。 - **生徒**: AI に _苦手な科目で個別指導を依頼する_ 可能性があります。AI は生徒のレベルに合わせたレッスン、ヒント、例を提供して指導することができます。 -これらは、ほんの一例です。教育専門家から厳選された、オープンソースのプロンプト・ライブラリ「[Prompts For Education](https://github.com/microsoft/prompts-for-edu/tree/main?WT.mc_id=academic-105485-yoterada)」を確認し、さらに広い視野で可能性を探ってみてください! _サンドボックスでそれらのプロンプトを試しに実行したり、OpenAI Playground で試してどのような結果が出力されるか試してください!_ +これらは、ほんの一例です。教育専門家から厳選された、オープンソースのプロンプト・ライブラリ「[Prompts For Education](https://github.com/microsoft/prompts-for-edu/tree/main?WT.mc_id=academic-105485-yoterada)」を確認し、さらに広い視野で可能性を探ってみてください! _サンドボックスでそれらのプロンプトを試しに実行したり、OpenAI Playground で試してどのような結果が得られるかを試してください!_