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AUTOSAR OS 学習プログラム
ユーザーマニュアル
対応バージョン: Release 1.0.1
最終更新: 2016年9月16日
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TOPPERS Software
Toyohashi Open Platform for Embedded Real-Time Systems/
Software
Copyright (C) 2015-2016 by Embedded and Real-Time Systems Laboratory
Graduate School of Information Science, Nagoya Univ., JAPAN
上記著作権者は,以下の(1)~(4)の条件を満たす場合に限り,本ソフトウェ
ア(本ソフトウェアを改変したものを含む.以下同じ)を使用・複製・改
変・再配布(以下,利用と呼ぶ)することを無償で許諾する.
(1) 本ソフトウェアをソースコードの形で利用する場合には,上記の著作
権表示,この利用条件および下記の無保証規定が,そのままの形でソー
スコード中に含まれていること.
(2) 本ソフトウェアを,ライブラリ形式など,他のソフトウェア開発に使
用できる形で再配布する場合には,再配布に伴うドキュメント(利用
者マニュアルなど)に,上記の著作権表示,この利用条件および下記
の無保証規定を掲載すること.
(3) 本ソフトウェアを,機器に組み込むなど,他のソフトウェア開発に使
用できない形で再配布する場合には,次のいずれかの条件を満たすこ
と.
(a) 再配布に伴うドキュメント(利用者マニュアルなど)に,上記の著
作権表示,この利用条件および下記の無保証規定を掲載すること.
(b) 再配布の形態を,別に定める方法によって,TOPPERSプロジェクトに
報告すること.
(4) 本ソフトウェアの利用により直接的または間接的に生じるいかなる損
害からも,上記著作権者およびTOPPERSプロジェクトを免責すること.
また,本ソフトウェアのユーザまたはエンドユーザからのいかなる理
由に基づく請求からも,上記著作権者およびTOPPERSプロジェクトを
免責すること.
本ソフトウェアは,無保証で提供されているものである.上記著作権者お
よびTOPPERSプロジェクトは,本ソフトウェアに関して,特定の使用目的
に対する適合性も含めて,いかなる保証も行わない.また,本ソフトウェ
アの利用により直接的または間接的に生じたいかなる損害に関しても,そ
の責任を負わない.
$Id: user.txt 2429 2012-12-26 11:24:30Z ertl-hiro $
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1.概要
AUTOSAR OS 学習プログラムは,AUTOSAR OSの基本的な機能を学習するための
プログラムであり,TOPPERSプロジェクトから公開されているAUTOSAR OS仕様
をベースとした,TOPPERS/ATK2を使用している.なお,本プログラムに対応し
た教材は,名古屋大学組込みシステム研究センター(NECS)が販売している.
2.プログラム構成
program以下には,フォルダ毎に次の学習プログラムが置かれている
led_1task
1タスクによるLED点滅プログラム
device_log_1task
LED/プッシュスイッチ/ディップスイッチ操作 プログラム
multi_task_active
フルプリエンプティブルタスクから高優先度タスクを起動するプログラム
multi_task_nonpre
ノンプリエンプティブタスクから高優先度タスクを起動するプログラム
multi_actqueu
タスク起動のキューイング確認プログラム
multi_task_chain
ChainTaskによるタスク起動プログラム
int_isr2
PSW割込みプログラム
int_disint
割込み禁止・許可プログラム
event_task
DSWイベント通知プログラム
event_int
PSWイベント通知プログラム
resources_task_int
リソースによる排他制御プログラム
internal_resources
内部リソースによる排他制御プログラム
alarm_hwcounter
ハードウェアカウンタによるアラームプログラム
alarm_swcounter
PSWによるソフトウェアカウンタのプログラム
appmode
アプリケーションモードによる起動タスク切り替えプログラム
console_in
コンソール入力プログラム
3.フォルダ構成
./driver : ドライバー
./prgoram : 学習用プログラム
4.外部ソフトウェア
AUTOSAR OS 学習プログラムを動作させるには,TOPPERSプロジェクトから公開
されている以下のソフトウェアが必要である.
ATK2-SC1 : HSBRH850F1L(CCRH)簡易パッケージ 2016-06-30
atk2-sc1_hsbrh850f1l_ccrh-20160630.zip
それぞれのファイルをダウンロードして,トップフォルダ(program等が置かれ
ているフォルダ)に展開すること.
ATK2-SC1に関しては,フォルダ名を atk2-sc1_xxxx から atk2-sc1 に変更す
ること.
autosar.org からダウンロードしたスキーマファイル
(AUTOSAR_4-0-3_STRICT.xsd, xml.xsd) を以下のフォルダにコピーすること.
・atk2-sc1\cfg\cfg
プログラムのビルドには,ルネサスエレクトロニクス社のCS+を使用する.無
償評価版が使用可能である.
5. ハードウェア
AUTOSAR OS 学習プログラムを動作させるためには,北斗電子製の
HSBRH850F1L100が必要となる.
北斗電子 HSBRH850F1L100
http://www.hokutodenshi.co.jp/7/HSBRH850F1L100.htm
6.ビルド
program以下の各フォルダにあるプロジェクトファイル"atk2-sc1.mtpj"をCS+
で開きビルドすればよい.
7.実行
PCとHSBRH850F1L100をE1により接続し,CS+によりダウンロード及び実行を行
う.
8.変更履歴
2016年6月30日 Release 1.0.2 ATK2の対応バージョンの更新
2016年1月8日 Release 1.0.1 yamlファイルの追加
2015年7月17日 Release 1.0.0 最初のリリース
以上