マストドンはTwitterの代わりにはなりません。 それでもマストドンを始めたい人のガイドです。
Twitterが危機に直面しているように、運営の持続可能性は世界の安定に直結します。 前述のとおりマストドンは全く稼げないので、 企業運営は避けたほうが良い と思います。
2017年に開始された企業運営マストドンサーバは全て運営会社が変わってます。 今でも一応当時と同じ雰囲気で続いているサーバはありますが、今後どうなるか何も保証はありません。 運営母体が本業で十分稼いでいて、コミュニティを維持することに本業とシナジーがある場合だけ、かろうじて赤字垂れ流しが許されるのではないでしょうか。 つまり今ある企業運営サーバはどこも厳しいと言わざるを得ません。
一方で、狭い範囲に絞った趣味をテーマにする個人運営サーバは、多くは当時のまま生き残っています。 趣味と合致するサーバがあれば、参加してLTLを楽しみましょう。 ただし、個人サーバが生き残れているのは個人が無理のない範囲で自腹を切りながら適切サイズの運営を続けているおかげです。 寄付のオプションがある場合は積極的に寄付しましょう。
Twitterと同じように、フォローベースのTLを構築したい場合、あるいは少数の身内で使いたい場合、 自分でサーバを運営する のも面白い選択肢です。 招待制のプライベートサーバにすれば負荷のコントロールもしやすいでしょう。 ネットワーク次第ですが、自宅の余ってるコンピュータで動かしてしまえばコストはほぼゼロです。
企業や組織がメンバー向けに運営するのもおすすめです。 所属を明確にし、責任とブランド力のあるメッセージを届けることができます。 例えばWHOのマストドンサーバから発信されるCOVID-19に関するトゥートは、 最も信頼できる一次情報としての位置付けが得られるでしょう。
収入の余剰から 予算が確実に確保できるのなら やってみても良いんじゃないでしょうか。 毎月2〜3万円くらい出せればなかなかの規模のサーバが運営できると思います。
やめとけ