本ソフトウェアはさくらのモノプラットフォームのオブジェクト送信
のサンプルプログラムです。
さくらのモノプラットフォーム Client library for nRFConnectのSIPF_OBJECT: オブジェクト送受信クライアントを使用しています。
ターゲットデバイスは以下の通りです。
電源をONにするとPOWER LEDが点灯します。
その後、LTE接続が完了しさくらのモノプラットフォームと通信可能になるとSTATUS LEDが点滅します。
ターミナルには+++ Ready +++
と表示されます。
STATUS LEDが点滅している状態で送信ボタンを押すたびに以下のオブジェクトをさくらのモノプラットフォーム
へ送信します。
Tag ID | Type | 内容 |
---|---|---|
0x00 | UINT32 | プログラム開始時からの送信回数 |
0x01 | STR_UTF8 | 文字列 "hello" |
送信が完了するとターミナルにオブジェクト転送ID(OTID)が表示されます。
ターミナル等からの入出力にUART、送信ボタンとしてGPIOを使用します。
通信設定は以下のとおりです。
- BOUD 115200bps
- DATA 8bit
- STOP 1bit
- PARITY none
- FLOW none
改行コードはCR+LFです。
ボード | 受信ボタン |
---|---|
nRF9160DK | Button1 |
Thingy:91 | SW3 |
SCM-LTEM1NRF | PIN20 |
論理はACTIVE-LOです。
ビルドには west build
コマンドを使用します。
west build -b [board]
board
には以下のパラメータを指定することができます。
- nrf9160dk_nrf9160_ns
- thingy91_nrf9160_ns
- scm-ltem1nrf_nrf9160_ns
例: Nordic nRF9160DK 向けにビルドする場合
west build -b nrf9160dk_nrf9160_ns
ビルドの出力ディレクトリ build
を削除します。
rm -rf build
書き込みには west flash
コマンドを使用する方法とビルド結果のHEXファイルをツールを使用する方法があります。
west flash
west flash
コマンドは内部で nrfjprog
コマンドを実行するので事前にnRF Command Line Toolsのインストールが必要です。
ビルド結果のHEXファイル build/zephyr/merged.hex
を nRF Connect for Desktopに含まれる Programmer
アプリケーションで書き込んでください。
本プログラムで使用している さくらのモノプラットフォーム Client library for nRFConnect
については Wiki を参照してください。