Keyboard Quantizerは一般的なUSBキーボードやマウスを自作キーボード用のファームウェアの定番であるQMKに対応させるためのボードです。キー配列を自由に変えられるだけでなく、キーボード/マウスにレイヤ、マクロ、コンボなどの機能を追加できます。
デフォルトではRemap用ファームウェアが書き込まれています。ただし、最新版とは限らないため、動作確認後に最新版にアップデートすることをお勧めします。
ファームウェアによってキーマップの書き換え方が異なります。それぞれのページを参照してください。
ビルド済みのファームウェアはRelease ページにアップロードしています。
vialおよび最新版Remapでのキーマップ書き換えに対応したファームウェアです
full (β版)
テキスト形式の設定ファイルを使ってより多くの項目(コンボ、オーバーライド、タップダンス、リーダー)を設定できるファームウェアです。
Windowsの場合はコンパニオンアプリを実行することで、アクティブなアプリに応じてキーマップを切り替えたり、キーボードからユニコード文字を送信することもできます。コンパニオンアプリはPowerShellスクリプトで実装されており、キーボードからPCに送信して実行できるため、PCに追加のソフトウェアをインストールする必要はありません。
Remap(QMK0.18以下向け)でのキーマップ書き換えに対応したファームウェアです
ファームウェアを書き換えるには、Keyboad Quantizerのブートローダを起動する必要があります。
ブートローダを起動することでKeyboard QuantizerはUSBストレージとして認識されます。このストレージに書き込みたいファームウェアのUF2ファイルをコピーすることで、ファームウェアが書き換えられます。
書き込み完了後、Keyboard Quantizerが再起動(LEDが点灯)するまで数十秒かかる場合があります。
ブートローダを起動するには、キー割り当てでQK_BOOT
を設定したキーを入力するか、Tera Termなどのターミナルソフトから操作します。
- remapファームウェアの場合
- シリアルデバイスに1200bpsで接続する
- または、1200bps以外の速度で接続し
b
を送信する
- fullおよびvialファームウェアの場合
- シリアルデバイスに接続し、
dfu
と入力しEnterキーを押す
- シリアルデバイスに接続し、