第3章のタイトルについて

[kidayasuo]

5月28日のミーティングで、第2章を、テキストとその構造、および、フォーマッティングに関すること、の二つに分けることになりました。第3章を「文章の基礎的なフォーマッティング」というタイトルにして、下のように章立てをやり直しましたが、より良いアイディアはあるでしょうか？

内容を示すコメントを残してあります。

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第2章 日本語デジタルテキストの書き方

この章と次の章は、日本語デジタルテキストの基礎、および組版・テキストレイアウトの観点での日本語デジタルテキストの作り方を述べる。対象は、jlreq-dの読者全て。特に対象読者のうち三番目、日本語テキストを書く人はこの章と次章までで読み止めても大丈夫なようにする。

小林さん：デバイスやスタイルが変わった時を意識して、困らない書き方をしてくださいね。余計なことしないでね。という内容を書けば良い。dos and don’ts を具体的に。

合意：フォントの選択、段落スタイルや縦書き横書きなど、フォーマッティングは章を分ける。

2.1 デジタルデバイス上の日本語書き言葉の基礎

2.1はデジタルデバイス上の書き言葉にフォーカスした日本語の特徴の簡潔なサマリー。日本語にネイティブでない人が対象だが、日本人でも発見があるかもしれない。以降の章に役に立つことを主眼に。言葉は簡潔に。例を豊富に使ってイメージで理解させる。

2.2 日本語デジタルテキストに使用する文字

ひらがなとカタカナ

漢字

英字

アラビア数字

約物

デジタルデバイス上の日本語に独特な文字

2.3 英字・数字・約物の使い方 or 文字の使い方？

英字（欧文、全角、和欧間空白）

数字（欧文、全角）

約物

2.x 2章に含めたいが位置の決まっていないもの

テキストの構造、書き方、例えば

段落は明示的な改行の入らない一続きのテキスト。先頭に空白を入れるべきではない。が、実際には、全角の単位でインデントできるアプリケーションは2024年現時点では少ない。その場合全角空白を挿入する。

toshi　段落を区別する方法としては“段落ごとに行を改め，段落は先頭行を全角下ガリとする方法がほとんであったが，今日では，段落間の区別として，“段落ごとに行を改め，段落間にアキをとる”とする方法も増えている．作成しているテキストがそのままの形式を維持して表示されるか，そうでないかを考慮して，テキストを作成する必要がある，ということか？

HTMLなど、改行で区切られたテキストをひとまとまりの段落にまとめる機能がある場合、その機能は和字の周辺に空白を入れるべきでない。が、そのようにしていないアプリケーションが多いので注意。その場合は空白が入るべき箇所で切るか、複数行に分けない。

見出しについて何か言う事はあるか？　もし対象がHTMLやmarkdownならスタイルではなく、マークアップで示せよ、とは言えるが……

必要とするシステムの能力

言いたいこと：結合文字（テスト：使いやすいテストケースはある？）やサロゲート（テスト：絵文字、もしくはサロゲートの必要な特定の漢字を示して、それが正常に表示でき、編集できる）をサポートしているシステムを選ぶこと！（非Unicodeシステムについては範囲外なので述べない）

第3章 文章の基礎的なフォーマッティング

toshi　タイトルですが，第4章以降と区別する，及び，テキストの準備（作成）段階で表示される形式との関連で何が問題になるか，どんなことに注意したらよいか，という意味を表した方がよくないか．こなれていないが，次に例を示す．
　第3章　表示体裁とテキストの作成
　　＊“体裁”とは何だ？といわれたことがあるので，避けた方がいいかもしれない．
　第3章　表示の形式とテキストの準備

toshi　今，あなたが作成しているデータが，読者にそのまま問題なく表示される場合が多いが，そうでない場合もある．こうした点を解説する，みたいなことか？

toshi　あくまで，文字コードを準備することである，という前に議論になったことも，ここに書くことができるかもしれない．

3.1 日本語書体とフォントの選び方

日本語フォントの成り立ち

フォントの文字セット

日本語書体の種類と説明（明朝、ゴシックにフォーカス。他は一言紹介程度）

英字書体との合わせ方

3.2 段落

主な段落スタイルの説明。データは中立であるべき等原則を説明。しかし現時点では現実にはそうはゆかないので、どうするかを説明（このような箇所は状況によってアップデートが必要）。

toshi　基本的な段落スタイルでは，行そろえ，改行の扱いがある．行そろえは，Webの場合，CSSで簡単に変更できるので，そのアプリケーションで選択できる方法でよい．

toshi　日本語組版では，行頭・行末そろえ（ジャスティファイ）が原則であり，ほとんどの印刷物で採用されていた．しかし，デジタルテキストでは，ジャスティファイができない場合もあり，行頭そろえのテキストも多くなり，また，それに慣れてきたという状況があるので，必ずしも行頭・行末そろえ（ジャスティファイ）にしないで，行頭そろえという方法も許容できるようになってきた．特に段落の区別に段落間を空ける方法と組合せた場合に採用できる方法である，といってもよいかもしれない．

3.3 組み方向

組み方向の説明。書き方の違い。それが重要な場合とそうでない場合。データはスタイル中立であるべきという原則。主流でより制約の少ない横書きをベースとして、縦書きにする場合の説明。
無視して良い場合、と述べたが、考えてみると、わざわざ、縦書きにするような用途は、大体気にする？　気にしないなら、そもそも横書きのままでいいじゃない。ルールなどで縦書きと決まっている場合はルールで決まっていない部分は気にしなくても良さそう。

toshi　日本語では，横組と横組では，約物の使用法，数字表記等で異なった方法がある（詳細は第4章）．しかし，表示として縦組を考えたテキストを横組用に変更する場合は，多少に違和感を与える可能性はあるが，読むという点では，問題は少ない．これに対し表示として横組を考えたテキストを縦組に変更する場合，表示に乱れが出る可能性があり，注意が必要である．いくつか例を出すことは必要．
例　組方向が変わる可能性がある場合の主な注意点
　横組で句読点としてコンマ・ピリオドを使う方法があるが，そのまま縦組にするとかなりの違和感を与える．横組でも点と丸を使う方法があるので，この方法であれば組方向を変えても問題はでない．
　縦組では数量の表記に漢数字を使用する方法がある．横組用に漢数字をアラビア数字に機械的に変更することは，かなり困難である．漢数字は横組にしても読めるので，そのままとする方法も考えられる．
　横組では，数量表現には，一般にアラビア数字を使用する．これを縦組にする場合，その表示方法には複数の方法があるので，どうするか考えておいた方がよい．
　ラテン文字の表示も，横組と異なりその表示方法には複数の方法があるので，どうするか考えておいた方がよい．
というくらいでいいのでは？