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ミーティングの後、時間が経っての感想:
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ミーティングの後、時間が経っての感想:
- ?「3. 日本語組版の基本」、は、はっきり内容を表して「3. 日本語組版のアーキ
テクチャ」が良いかもしれない
いいかも,でも,内容がまとまってから,また考えよう.
- ?「6. 行の分割」と「7. 縦組」は逆でも?
“6. 行の分割”は,基本的な事項,“7. 縦組”は,いってみれば,補足的事項なので,現行通りでいいのでは?
- ×「9. 見出し」がどうも収まりが悪い
そう思う,まあ,しばらくほっておこう.そのうちに“10. 注”と含め,何か考えられるかもしれない.
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X方向とY方向の文字の配置とベースラインシステムの説明ですが,以下のようなことは指摘できるかもしれません. まず,用語ですが,“出版編集技術 第二版 下巻”の32ページに“寄り引き”と“上がり下がり”という用語の説明があります.縦組でも,横組でも行に文字を並べた場合,左右又は上下で文字位置にずれがないかどうかを言う用語です. そして,母型の製作では,この“寄り引き”と“上がり下がり”といことが問題とされ,それがでないように慎重に母型は製作されるということです.活字は,ある意味で改定作業がデジタルと比べ,容易で,日常の校正作業,その他において,“寄り引き”と“上がり下がり”は問題とされることがあり,それに応じて母型の手直しも行われていたのです.つまり文字は日常的に鍛えられていたのです. 文字が並べられた場合,左右又は上下のずれがないかどうかは,慎重に検討され,そうしたことがでないように字形の設計やボディに対する字面の位置は,決められていたのです.ですのでX方向ではボディを密着させ,Y方向では,ボディの中心をそろえて文字を配置すれば(同一サイズでは,ボディの端もそろう),左右又は上下にずれがでない文字配置が可能になるということです. この場合,あくまで視覚的に見て左右又は上下のずれがでないようにするので,字面は,必ずしもボディの天地左右中央に配置することにはならない場合もあるということです. そして,和字ではボディのどこに字面を配置すればいいかが検討されるのであって,ある物理的な位置,例えばラテン文字におけるベースラインという基準は,和字では,その考え方にはない,ということです. デジタルな世界でも,活字起源のフォントがありますが,それだけではなく,こうした活字の設計の考え方,ボディの中に,“寄り引き”と“上がり下がり”がでないように文字は設計されるという考え方は,いまでも同じであるといえるでしょう. ですので,結論としては,以下のようになる. 文字を行に配置する場合,縦組おいても横組おいても,視覚的に見て左文字位置が左右または上下にすればでないように配置される必要がある.和字の場合,これは字面の設計,及び字面のボディへ配置位置を慎重にデザインすることで実現している.この場合,あくまで視覚的に見て左右又は上下のずれがでないようにするので,字面は,必ずしもボディの天地左右中央に配置することにはならない場合もでてくる.なお,ラテン文字の場合,Y方向はベースラインという基準線を設け,文字をデザインする.しかし,和字の場合,どこに字面をボディのどこに配置すればいいかが検討されるのであって,ラテン文字におけるベースラインという基準線は和字のデザインでは設けいていない. したがって,和字を行に配置する場合,特別な事情がない限り,X方向ではボディを密着させ,Y方向では,ボディの中心をそろえて文字を配置すれば(同一サイズでは,ボディの端もそろう),左右又は上下にずれがでない文字配置が可能になる. |
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“ずれ”とは,“寄り引き”という言葉にあるように,文字を行に配置した場合に,左右のどちらかに寄って見えることです.“上がり下がり”は,上下に上がりすぎ,または下がりすぎに見えることです. 以下ではどうですか. 文字を行に配置する場合,縦組おいても横組おいても,視覚的に見て文字が左右または上下のどちらかに寄って見えないように配置される必要がある.和字の場合,これは字面の設計,及び字面のボディへの配置位置を慎重にデザインすることで実現している.なお,ラテン文字の場合,Y方向はベースラインという基準線を設け,文字をデザインするが,和字にはベースラインという基準線は設けていない. したがって,和字を行に配置する場合,特別な事情がない限り,ボディをその中央を基準に密着して並べていけばよいことになる. |
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うーん,そうですが,ちょっと違っているようにも思います.現在でも,読んでいると,文字位置がずれているケースをたまに感じる場合があります.まさに位置がずれて見えるのであって,縦組でいえば,文字が右か左に寄って見えるのです.文字の中心を認識して,その中心がずれているという感覚ではなく,文字が右か左に寄って見えるのです.ですから,このずれを“寄り引き”というのです.そして,この“寄り引き”というのは,前後に配置される文字とのバランスでもあるので,単に中心をそろえるのではなく,テスト組で問題箇所を眼でみて探り,微妙に位置を直す必要があるのです.活字組版は,それが日常の作業としても行われ,修正していった.そうした経験が現在にも続いているのです. ここは,ベースラインシステムと違いをというのが前回の木田さんの話にあったので書いたのですが,ここは微妙な問題ですので,こうしたことを含め,次回の編集会議で議論しましょう. まず,行への文字の配置は,通常はベタ組(ボディを密着させる)にしていけばいい,という箇所で,何をいうかという問題です.最も簡単には,一般に,ベタ組を前提にフォントは設計されているので,ベタ組でいいといえば済む話でもある. そして,実は,ベタ組(ボディを密着させる)にしないケースが日本語組版では出てくる.これを如何にうまく処理するかが問題である,という話につなげたい.その前提に何をいうかという問題かと思います. |
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ここは,行への文字の配置という問題に限られていなく,約物の配置ではなく,その使い方から段落処理に関連した事項も含まれているので,とりあえず,現状でいいのではないかな.ここの内容も,今後変わる可能性もあり,このような考え方のあることをふまえ,今は,とりあえず現状のままとして,あとで,また,考えましょう. |
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そういうことです.別に表現すれば,ある種の漢字は,文字の中心が認識できるが,特に仮名の中心となると,とらえどころがない.でも仮名が並んでいる場合,ある文字が,どちらかに寄っているな,ということは感覚として認識できる. 読んでいて,あれ,ちょっとずれているな,と現在でも,たまに感じる場合があり,それは,読書の妨げになることもあります.
あります.ですから,いろいろと検証しないといけない.それは難しいことだと思います.それに,デジタルでは,発売前に徹底的にやるのでしょうが,それ以後は,改訂という機会でないとがむつかしいのではないか.それに対し,活字では,ユーザー(出版社)からも日常的に指摘され,あるいは,印刷所によっては,暇があるとテスト組でながめてみるということも行っていたようです.また,その改訂も比較的に(そう頻繁ではないと思いますが),ある意味で日常的にできる環境にあったように思います.
それはありません. |
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いいように思います.25日に相談しましょう. 例えば,第3章の詳細に入る前提で何を言うかということで,
実は,これだけの機能は,少し前のテキスト作成のアプリケーションである“エディタ”(私は“WZ”(今では開発はストップしている)を使用しているが,だいぶ前から,行頭禁則など処理してくれる)がそうであり,それしかできなかった.でも,読むという点では,読めた.これは原稿だからということかなあ. しかし,読者に支障なく読んでもらうためには,そうでない処理が必要になる場合があり(詳しくは以下で述べる……),その処理を如何に上手に処理するかが,組版の評価に大きく影響する事項でもある,みたいに話をしていく. 25日(水)に,相談しましょう. |
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2024-9-5 編集会議の結果
出席:敏先生、山口さん
章立てに変更を加えた
3. 日本語組版の基本
3.1 ボディベースの組版をまず説明
字詰め方向(X方向)
行送り方向(Y方向)
3.2 ベースラインシステムでの組版を説明
4. 行への文字の配置
基本はボディをベタだけれど例外があるよ。例外の処理が腕の見せ所だよとアジ演説をする。それを以降で説明するよ。
本文プロポーショナル組の存在について一言。
4.1 約物の組版
4.2 欧文との混植(和欧間のアキ、Y方向の問題)
4.3 行の調整処理
4.4 分かち組
5. ルビ(圏点、行間注)
6. 行の分割
7. 縦組
8. 段落の処理(複数の行の処理)
9 見出し
10. 注
11. 読みやすさと視覚効果
11.1 強調の方法
11. 2 文字サイズに関わる問題
11.3 行頭の問題
11.4 プロポーショナル組(グレートーン、空間を揃える組み方)
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