Dummy USB load
マイコンボードやLEDなどをモバイルバッテリーで駆動させるとき、急に電源が切れてしまうことはありませんか? 大抵のモバイルバッテリーは消費電流が弱い時にスリープするようになっています。
本モジュールをモバイルバッテリーに取り付けることで、定期的に負荷電流を流すことで、モバイルバッテリーをスリープさせないようにすることができます。
本モジュールは間欠で電流を流すことで、モバイルバッテリーの動作時間により影響を与えないようにしました。 また、端子を結線することで、消費電流値と電流の間欠期間を設定できます。 それにより、使用するモバイルバッテリーの挙動に合わせ、動作を調整することができます。
モバイルバッテリーによってオス側が差し込めないものがあるとのご意見を戴き、USBload2はAタイプのオスコネクタをつけました。
※USBload2.1では使用するマイコンがSTC8G1K08に変更になっていますが、使い方は変更ありません。
モバイルバッテリーに本モジュールのオス側を差し込み、メスコネクタに給電用USBケーブルを差し込むだけです。
※使用するモバイルバッテリーにあわせて、以下の「設定」を行う必要があります。
本モジュールを接続しない状態で、モバイルバッテリーをONにし、その後、自動的にスリープに入る(給電が止まる)までの時間を計測します。その時間に応じて、以下のとおり間欠期間を設定します。
間欠期間は、上記画像の赤色のA,Bパターンをショートすることで設定できます。
A | B | 間欠期間 | 補足 |
---|---|---|---|
オープン | オープン | 約24秒 | 30秒でスリープするモバイルバッテリー向け |
ショート | オープン | 約16秒 | 20秒でスリープするモバイルバッテリー向け |
オープン | ショート | 約12秒 | 15秒でスリープするモバイルバッテリー向け |
ショート | ショート | 約8秒 | 10秒でスリープするモバイルバッテリー向け |
デフォルトで100mA流れるようになっており、上記画像の青色のパターンを1つショートするごとに電流値が100mA増えます。 多くのモバイルバッテリーは100mAのままでスリープを回避できるようですが、より多くの電流が必要なものもありますので、100mAのままではスリープを回避できない場合は、順に流す電流を増やしてください、
サイズ(USBload) : 18×12×10.5mm
サイズ(USBload2) : 35.6×17×11mm
モジュールの消費電流値 : 100mA~400mA
モジュールの電流増減インターバル : 約10~30秒
USBload2.1(使用マイコン: STC8G1K08)のプログラムの書き込み方法はUSBload21_pgm.pdfを参照してください。
USBloadの改良点がありましたら、ぜひIsuuesに書いてください。 こんな作品に作ったよ!という方は #USBload を付けてSNSなどで公開してくださると嬉しいです。