Ruby 開発環境入りの Vagrant Box を提供します。
- お使いのパソコンが Intel VT/AMD-V に対応している必要があります。
Intel VT/AMD-V に対応しているかどうかが不明な場合、VirtualChecker を
ダウンロードし実行してください。
- Enabled と表示されれば Intel VT/AMD-V が有効になっており、Vagrant を使用することができます。
- Disabled と表示された場合、BIOS の設定を確認し Intel VT/AMD-V を有効にすることで Vagrant を使うことが出来ます。
- ユーザ名に日本語が含まれる場合、Vagrant が起動しない場合があります。
環境変数
VAGRANT_HOME
を日本語を含まないディレクトリに設定し、VirtualBox の設定を変更し、default VM folder を日本語を含まないディレクトリに変更してください。 参考: incompatible character encodings: CP850 and Windows-1252
- Intel ベースの Mac では、Intel VT は有効になっていますが、もし使用できない場合は https://support.apple.com/ja-jp/TS2744 を参照してください。
前項の必須条件を満たしている場合、VirtualBox と Vagrant をインストールしてください。
- VirtualBox Download ページから VirtualBox をダウンロードしてインストールします。 Vagrant が 最新の 5.0 に対応していないため、4.3.30 をインストールしてください。
- Vagrant Download ページから Vagrant をダウンロードしてインストールします。
- (Windows の人のみ) Git for Windows ページから Git をダウンロードしてインストールします。
これは
vagrant up
時に ssh コマンドが必要になるためで、Git に付属している ssh を用いるのが一番手っ取り早いのでインストールします。 - (Windows の人のみ) Tera Term などのお好きな SSH クライアントをインストール。
※ Mac には最初から十分な機能を持つ SSH とターミナルがインストールされているので、Git と Tera Term のインストールは不要です。
適当なディレクトリを作成し、次のような内容を持つ Vagrantfile
を作成してください。
$ mkdir ruby-dev
$ cd ruby-dev
$ cat Vagrantfile
64 ビットの Vagrant Box を使用する場合:
VAGRANTFILE_API_VERSION = "2"
Vagrant.configure(VAGRANTFILE_API_VERSION) do |config|
config.vm.box = "ruby-vagrant"
config.vm.box_url = "https://github.com/tokushimarb/ruby-vagrant/releases/download/20150711/ruby-vagrant-virtualbox-x86_64.box"
config.vm.network :forwarded_port, guest: 3000, host: 3000
config.vm.provider :virtualbox do |vb|
# see: http://blog.shibayu36.org/entry/2013/08/12/090545
# IPv6 と DNS でのネットワーク遅延対策で追記
vb.customize ["modifyvm", :id, "--natdnsproxy1", "off"]
vb.customize ["modifyvm", :id, "--natdnshostresolver1", "off"]
end
end
32 ビットの Vagrant Box を使用する場合:
VAGRANTFILE_API_VERSION = "2"
Vagrant.configure(VAGRANTFILE_API_VERSION) do |config|
config.vm.box = "ruby-vagrant"
config.vm.box_url = "https://github.com/tokushimarb/ruby-vagrant/releases/download/20150711/ruby-vagrant-virtualbox-i386.box"
config.vm.network :forwarded_port, guest: 3000, host: 3000
config.vm.provider :virtualbox do |vb|
# see: http://blog.shibayu36.org/entry/2013/08/12/090545
# IPv6 と DNS でのネットワーク遅延対策で追記
vb.customize ["modifyvm", :id, "--natdnsproxy1", "off"]
vb.customize ["modifyvm", :id, "--natdnshostresolver1", "off"]
end
end
次のコマンドで起動できます。
$ vagrant up
Windows の方は、別途 Git をインストールし git-bash から上記コマンドを実行してください。
vagrant up
には 5 分から 10 分ぐらいかかるので、コーヒーでも飲みながら待ってください。
もし、vagrant up
が失敗する場合、次の点を確認して下さい。
- Intel VT/AMD-V が有効になっている。
- ユーザ名はアルファベット、数字、ハイフン、アンダーバーのみを含む。
起動したら次のコマンドでログインしてください。
$ vagrant ssh
Windows の方は Tera Term などの SSH クライアントで、 次の接続情報を使用してログインしたほうが快適に使えると思います。
- host: localhost
- port: 2222
- user: vagrant
- password: vagrant
64 ビット:
- CentOS 7.1.1503 (Latest at 2015-07-10)
- RVM 1.26.11
- Ruby 2.2.2p95
32 ビット:
- CentOS 6.6 (Latest at 2015-07-10)
- RVM 1.26.11
- Ruby 2.2.2p95
本書および Vagrantfile
は、
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それ以外のものについては、それぞれのライセンスにしたがいます。